私が恋を知った人
タイトル未編集
街頭の少ない暗い路地を、私は一人でフラフラ歩いていた。誰もが寝静まる丑三つ時。女子高校生が一人で歩くのには、あまりにも危なすぎる状況だ。
今でも私は、よく何事もなく半年間毎日これを続けることができたなと思う。この物騒な世の中、テレビのニュースでは毎日のように殺人やら誘拐やらの報道がされている。私がその一人になってたかもしれない…。
そんな私を闇から救ってくれたあの人。私が初めて恋を知った人。今どこにいるのだろう?
仕事はしているのかしてないのか。
結婚はしたのかしていないのか。
生きているのか死んでいるのか。
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