奥手少女
高い身長、大きい背中、私達がいた所にはひら…じゃなくて凪…の匂いが残っていた。柑橘系の爽やかな匂い。
もう少し、ここにいて欲しかったと思った。
「…爽やかな俺様だね」
「グーのポーズをして笑った時はすごく素敵な人だと思ってた。」
「凪君は十分素敵な人だとおもうよ?
好きな子の為にすごく頑張ってる。」
凪の事を私より知っていることに少し
はらがたった。
「なんで、咲耶はそんなに凪の事を知っているの?」
「それは…」
そのまま咲耶は黙った。
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