知りたくなかった本当の気持ち
と言うと風磨君は、不思議な顔をした。
そう、私は吟味してる風磨君を楽しんで見てるのだ。
不慣れな感じが、どこかくすぐったくて。
風磨君だからかもしれないけど、ずっと見ていたい気持ちが芽生えてるのだ。
だからこそ私はこの時間が嫌いじゃない。
一瞬だけ微笑んでくれた彼は、また棚を見始めた。
「私、ちょっと雑貨の方見てていい?」
「いいよ。
じゃあ大方決まったら、俺がそっち行くから」
「わかった」
さっき見回ってる時に、気になる品が目に入った。
だから私は風磨君を置いて、見に行くことにした。