知りたくなかった本当の気持ち

「え、開けてよ!

中に私がいるんだから‼」


ドアを叩いて誰かわからない人に主張する。



「開けたら意味無いでしょ。

あんた昼休みにあたしが言ったこと、何も理解できてなかったんだね。


少しはそこで反省してなさい。



それにここには今日、もう誰も来ないでしょうね~。


運がよけりゃ、明日部活生が開けてくれるんじゃない?」



と、数人が高笑いする声が聞こえた。



誰かわかる。

栗橋さんだ。



「開けてよ! 開けなってば!」



私の願いは届かず、彼女たちは走ってここから逃げた。




嘘でしょ…。



今日は金曜日だって言うのに。



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