知りたくなかった本当の気持ち
明らかに私を邪気のように見ている。
「今日は…本当に…勘弁してください」
ボソボソとなりながらも、私は父さんに訴えた。
不満に思っている父さんをよそに、私は歩き始めた。
自分の部屋に入る前に、兄さんの執事が歩いてきた。
意図的か、偶然に通っているのかわからないが、私は執事として優秀の彼に話しかけた。
「あの…執事さん」
「どうしました?」
私の声かけに熱心に答えようとしてくれる、この対応。
この家の中で頼りやすいのは、血の繋がってない執事かもしれない。
「私今、熱中症になってたり、頭ぶつけて、痛くなっているんだ。
だから処置をしてくれない?
兄さんの目を盗んで。
私に費やす時間はありますか?」