知りたくなかった本当の気持ち
「みんなが必死になって作業してるのに、私情で帰らせてもらうなんてできないです!
私もみんなでやります!」
私から視線を外して作業してる人がいれば、こちらを見て私の訴えを聞いてる人もいる。
戸成先輩は戸惑ってるみたいだ。
「なら、今日の仕事はあと少しだし!
それ終わらせたら帰ろうか!」
みんなの顔が会長の方に向いた。
そして喜んでるようだった。
「気を付けて帰ってねー」
「ばいばーい」
仕事が終わり会長と副会長が残り、あとの2年は帰ることになった。
何でも会長たちはちょっとした確認をするとか。
教室に戻った私。
なんとそこには...さっきぶつかってしまった、アイツがいた。