私の居場所
11
もちろんあれから颯太からの連絡はない。
私は誰にも何も聞けずにいた。
両親を避け、颯太にもこちらから連絡しようとしなかった。
「園美ちゃん、また身体の調子でも悪い?」
悦子さんは身体を気遣ってくれる。
「いいえ、少し食欲が落ちているだけで大丈夫ですよ。」
そう、あれから食べ物がのどを通らない。
家でもお母さんがちゃんと夕飯を用意してくれる。
でもその場に居るのがいたたまれなくて、そこそこ食べると自分の部屋にこもるという毎日を過ごしていた。
もちろんお母さんは心配しているのは分かっている。
でも私が何も聞かないためか、お父さんもお母さんも何も話してくれない。
何がいけなかったんだろう。
外泊した事は、お父さんもお母さんも気にした様子はなかったのに。
でももっともっと気になるのは颯太の事。
本当に何も言わずに、向こうの工場に戻って行ったようだ。
私は誰にも何も聞けずにいた。
両親を避け、颯太にもこちらから連絡しようとしなかった。
「園美ちゃん、また身体の調子でも悪い?」
悦子さんは身体を気遣ってくれる。
「いいえ、少し食欲が落ちているだけで大丈夫ですよ。」
そう、あれから食べ物がのどを通らない。
家でもお母さんがちゃんと夕飯を用意してくれる。
でもその場に居るのがいたたまれなくて、そこそこ食べると自分の部屋にこもるという毎日を過ごしていた。
もちろんお母さんは心配しているのは分かっている。
でも私が何も聞かないためか、お父さんもお母さんも何も話してくれない。
何がいけなかったんだろう。
外泊した事は、お父さんもお母さんも気にした様子はなかったのに。
でももっともっと気になるのは颯太の事。
本当に何も言わずに、向こうの工場に戻って行ったようだ。