私の居場所
もう一回、私が作る夕食を食べたいと言っていたのに。

お父さんと何があったんだろう。

毎日毎日その事ばかりが頭をぐるぐる回る。

部屋に入ると切なくて、知らずに涙が頬を伝う。

仕事も小さいながらもミスが増えた。

「園美さん、少し休んだ方が良いんじゃないの?」

奈緒さんは優しい声をかけてくれる。

「大丈夫ですよ。」

そう、今私から仕事を取られてしまったら、おかしくなってしまう。

「でもね、園美ちゃん。あまり仕事でミスをされても困るわ。今にきっと大きなミスにつながるわ。それはうちみたいな小さな工場では、大変な事になってしまうかもしれないの。」

悦子さんはやっぱり仕事に厳しい。

でもそれは本当の事だ。

悦子さんも私の様子にずっと我慢をして来たのだろうと思う。

「すいません。」

私はうつむいて、謝った。
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