私の居場所
シンクに皿を入れた様子を思い出していた。

確か…。

「あっ。」

私は思わず声を出してしまった。

福山さんが全部食べちゃったんだ。

福山さんが来るまでは、二人分のおにぎりは残っていたはず。

でも起こされた時にはおにぎりは一つも残ってなかった。

そうするとおにぎりを食べている間、ずっと私は寝顔を見られていたって事?

「勘弁してよ、福山さん…。」

私は一人の車の中で、顔を赤くした。











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