乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】
ドーンドーンと花火が鳴り響く中、私達は花火会場を歩きまわった。
優奈ちゃんが今日どんな服装なのかもわからないし、こんなに沢山の人がいるのに見つかるかな…
手を繋いでくれている陸さんは、真剣なまなざしで優奈ちゃんを探していた。
胸が苦しくなる。
しょうがないことだって、わかっているけど…
やっぱり嫌だよ。
一通り探して、足も痛くなってきた。
下駄だし、ヤバイな…
この前捻ったところも痛み出してきた。
「優奈っ!!!」
突然隣にいた陸さんがそう叫び、私の手を離した。
そして少し離れたところにいた優奈ちゃんの元へ走って行く。
優奈ちゃんは2.3人のガラが悪そうな男の人達と一緒にいた。