乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】
「そうか?なんかわけわかんねー料理より、奈緒が作ったもんの方がずっと美味いけどな」
その言葉がどんなに嬉しい言葉なのか、陸さんは知ってて言ってるんだろうか。
「ありがとう…」
「蒼空たちだってそーだろ?子供って正直だしなー。やっぱお前の作ったもんが一番なんだよ」
「うん…」
すごく自信がついた気がする。
他の人に笑われたっていいんだ。
家族が喜んでくれているのなら…
その時、外から渉パパが陸さんを呼んだ。
「やべ、途中だった」
「何してたの?」
「長谷部さん、火をおこせないって言っててさ、手伝おうとしたんだけど喉かわいたから飲み物取りにここきただけだったんだわ」