乱華~羽をくれた君~Ⅲ【完】



その日の夜。



私は洗い物をしながら、リビングでくつろいでいた陸さんに聞いてみた。




「午後に杉田さんから優奈ちゃんになにか確認の電話が入ったみたいなんだけど…」




「優奈に確認?」




陸さんがこちらに視線を向ける。




「聞いてない?」



「ああ、特に…」



「そっか。でも大丈夫って言ってたけどね」




「んー。明日杉田さんに電話してみるわ」




洗い物を終えた私は陸さんの隣に座った。




「それにしても…優奈ちゃんってすごいよね。要領がよくて世渡り上手だなぁって思う」




「だな、だいぶ助かってる」



陸さんは喜んでいるようだった。



私も会社が潤ってくれるのは嬉しい。



でも、年上で経験がある私より、優奈ちゃんの方が陸さんの役に立ってることに少しへこんだりする。


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