私の、婚約者？

やっぱり？そうだと思った。


「ファンクラブとかもありそうだね」

「あー、あるみたいだけど…」

「だけど？」

「ルールとかきまりが多くて、それ破ったら大変なめにあうらしいよ。お嬢様系の人ばっかりが所属してるからなおさら怖いって噂なんだ」





どんなめにあうの？とは恐ろしくて聞けなかった。


「そ、そうなんだ〜。気をつけよ…」


そのとき、チャイムがなり、授業が始まった。




授業は難しかったけど、なんとかついていけそうかな？学年で２番らしい由希もいるしねっ



帰りのＨＲが終わった直後。


♪ピンポンパンポンッ

『村野愛美さん、村野愛美さん。至急生徒会室まで来てください』



はい？なんで？

「愛美ー。生徒会から呼び出しって…何かしたの？」

「してないよ！編入したばっかりなのにっ」

「それもそうだよね。てか早く行った方がよくない？」

「ほんとだ！さっさといってきます！」


私は生徒会室の場所を由希からざっと聞いて、すぐに教室を出た。