オトナの恋を教えてください
デートは無理。一刻も早く終わりにしよう。

よく、わかった。
私には知らない男性とデートなんか、無理なんだ。
怖くて、緊張しちゃって、どうにもなんないもん。

体調悪くなったって言えばいいかな。
っていうか、言うタイミング、どうしよう。

さっきから、私、この人とまともに喋れてない。


「三条!!」


大きな声に振り返る。

そこには私の手首をつかむ柏木さんがいた。

嘘、どうして?

私が驚きを口にする間も無く柏木さんが怒鳴った。


「三条!河南建設の件どうなってんだぁ!!」


「へ!?」


突然の意味不明の剣幕にあっけにとられる私。
柏木さんが私を引っ張り、レオくんから引き剥がす。


「おまえが作った資料のせいで打ち合わせは大混乱だったぞ!!部長が死ぬほど怒ってるから会社に戻れ!!」

< 34 / 317 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop