オトナの恋を教えてください
「こっち来い」
最大限手を伸ばして後方をよちよちついてくるいろはを引き寄せた。
つないでいた手をほどき、彼女の腰に腕を回す。
身体と身体の距離をほとんどゼロにする。
腰を抱く格好で見下ろす小柄な身体。
ただでさえ大きな瞳がさらにまん丸になり、いろはの顔はユデダコのように真っ赤に染まった。
「かっかっかっ……」
「落ち着け」
「柏木さんっ!……近……近いです」
「近付いてるんだから当たり前だろう」
手すら満足につなげない彼女は、予想外の密着にパニックに陥りかけている。
強引かもしれない。
でも、俺もまさかこれほど後方スタートとは思わなかったんで、ちょっと焦ってるんだよ。
期日までにこいつの希望を叶えてやるには、のんびり待っているわけにもいかない。
「ほら歩け」
腰を抱いて歩くけれど、身長が結構違うので俺が歩きづらい。
いっそ、抱き上げちゃった方がラクそうだけど、そんなことしたらこいつ発狂するだろうな。
うん、やめとこ。
最大限手を伸ばして後方をよちよちついてくるいろはを引き寄せた。
つないでいた手をほどき、彼女の腰に腕を回す。
身体と身体の距離をほとんどゼロにする。
腰を抱く格好で見下ろす小柄な身体。
ただでさえ大きな瞳がさらにまん丸になり、いろはの顔はユデダコのように真っ赤に染まった。
「かっかっかっ……」
「落ち着け」
「柏木さんっ!……近……近いです」
「近付いてるんだから当たり前だろう」
手すら満足につなげない彼女は、予想外の密着にパニックに陥りかけている。
強引かもしれない。
でも、俺もまさかこれほど後方スタートとは思わなかったんで、ちょっと焦ってるんだよ。
期日までにこいつの希望を叶えてやるには、のんびり待っているわけにもいかない。
「ほら歩け」
腰を抱いて歩くけれど、身長が結構違うので俺が歩きづらい。
いっそ、抱き上げちゃった方がラクそうだけど、そんなことしたらこいつ発狂するだろうな。
うん、やめとこ。