オトナの恋を教えてください
着替えるなり、美野里が耐え切れないように笑い出した。


「マズイ、いろは。異常に似合うよ、その妖精ワンピース」


「ええー!?」


「ナニコレ、可愛すぎる。身長や雰囲気がベストマッチすぎる!完全に学芸会のティンカーベル役だもん。花冠と魔法のステッキ持たせたい」


学芸会……、幼児体型なのは自負がありますけど、そんな小学生っぽいですか。
そして花冠とステッキは勘弁していただけないでしょうか。

美野里はぶふふと苦しそうに笑いながら、スマホで写真まで撮る始末。


「やめてよ!記録に残さないで!」


「SNSにアップするわけじゃないから安心して!個人的な思い出!……あー、いろは可愛いよ、いろは。マイフェアリーいろは」


「バカにされてる!」


私はきいきい憤慨しながら、妖精ワンピースを脱ぐのだった。
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