ずっと、傍にいてよねっ!
 そんなときだ。





 城山、という名札をつけたスーツの男が、俺の前に現れた。







 「菜緒ちゃんは、このホテルにいるよ。」






 部屋番号の書かれたメモを俺に渡して。






 「菜緒ちゃんのサイト、今なら最終予約ができるから。」






 城山さんは去っていった。
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