まだ、心の準備できてません!
「やっと言ってくれたな……ありがと」
その囁きが、なんだかすごく温かいから、胸にじわりと染み込んで瞼の裏が熱くなる。
この人と一緒に幸せになりたい──そう強く思った。
暖房も必要ないほど火照る、重なり合ったふたつの身体。
優しく、時に激しくお互いを求めて、身も心も満足するまで愛を確かめ合う。
こんなに満たされていいのかな……なんて贅沢なことを思いながら、彼の腕に抱かれたまま、私はいつの間にか意識を手放していた。
クリスマスに変わった夜中、目が覚めた私は身体に違和感を覚えた。
それは、甘い行為によるわずかな下腹部の痛みや気だるさだけではなくて、首元に感じるのだ。
上体を起こして何気なく目をやると、付けられた紅い跡の上の方に、きらりと輝くものがある。
──小さな宝石が付いた花が揺れる、ピンクゴールドのネックレス。
まさか、これがご褒美……?
隣を見やると、大好きな人の無防備な寝顔がある。
私が眠っている間に付けてくれたんだ。……まさにサンタクロースみたい。
とてつもなく愛おしさが込み上げてきて、私は彼の頬に感謝のキスをした。
たくさん愛してくれて、こんなに素敵なプレゼントまでくれて……
最悪なクリスマスの思い出を、最高のものに塗り替えてくれて、本当にありがとう──。
その囁きが、なんだかすごく温かいから、胸にじわりと染み込んで瞼の裏が熱くなる。
この人と一緒に幸せになりたい──そう強く思った。
暖房も必要ないほど火照る、重なり合ったふたつの身体。
優しく、時に激しくお互いを求めて、身も心も満足するまで愛を確かめ合う。
こんなに満たされていいのかな……なんて贅沢なことを思いながら、彼の腕に抱かれたまま、私はいつの間にか意識を手放していた。
クリスマスに変わった夜中、目が覚めた私は身体に違和感を覚えた。
それは、甘い行為によるわずかな下腹部の痛みや気だるさだけではなくて、首元に感じるのだ。
上体を起こして何気なく目をやると、付けられた紅い跡の上の方に、きらりと輝くものがある。
──小さな宝石が付いた花が揺れる、ピンクゴールドのネックレス。
まさか、これがご褒美……?
隣を見やると、大好きな人の無防備な寝顔がある。
私が眠っている間に付けてくれたんだ。……まさにサンタクロースみたい。
とてつもなく愛おしさが込み上げてきて、私は彼の頬に感謝のキスをした。
たくさん愛してくれて、こんなに素敵なプレゼントまでくれて……
最悪なクリスマスの思い出を、最高のものに塗り替えてくれて、本当にありがとう──。