続・俺様専属メイド!?
だから、俺も事の成り行きを見守ることにした。
そしたら杏は俺への想いを大河にぶつけていた。
ヒドイこと言われても真っ直ぐに自分の思ってることを。
そんなところに思わずニヤけてしまっていた。
杏がそんなに俺のことを想ってくれているのが嬉しい。
だけど、黙って見てるのもすぐに後悔する。
彼女が困ってるのに、助けに行かないやつがどこにいるんだよ。
杏の言葉を聞いて嬉しくなっていると、大河が逃げようとした杏の手を掴み引き寄せキスをした。
それはあまりにも突然で、固まってしまった。
何が起こっているのか分からなかった。
杏が俺以外のやつと俺の目の前でキスをしている。
その事実を受け入れるのに時間がかかった。
目の前の光景を頭が拒否していた。