続・俺様専属メイド!?



「体力ねぇな。
大丈夫か?歩ける?」



くっ、ムカつく。

ニヤニヤして手を差し伸べてくる翔にムッとする。



このハイスペック男に敵わないのが悔しい。




「大丈夫!余裕だし!」


こんな言い方されちゃあたしの負けず嫌いに火が付く。

ふんっと威張ってみたけど、正直一瞬目がくらんだ。



だけどほんの一瞬だったし、大丈夫でしょ。




翔と並んで教室に向かう。


廊下まで冷房が効いていてやっぱり私立って素晴らしいなって思う。



汗もだんだんと引いてくる。



「楽しかったな」


「疲れたよ」



翔は子供みたいに笑っていて、それを見たらまぁ良かったかなって思った。


家でもデスクワークが多いし、登下校は車だから運動したらスッキリするんだろうな。



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