続・俺様専属メイド!?




あたしの返事を聞くと、体を離してあたしの瞳に浮かぶ涙をそっと拭ってくれる。



「約束だから。もう高校辞めるとか言うな」


「うん」


「全部俺に任せろ」


「でもっ」


「任せろ」



強い口調で言われてしまって、言葉に詰まる。


それ以上は何も言えなかったけど、翔は優しく微笑んでくれた。



不安だらけだけど、翔となら何とか乗り越えられるんじゃないかなって思えたんだ。




< 306 / 366 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop