続・俺様専属メイド!?
もう大丈夫。
「裕司、裕樹を学校まで送ってあげて」
「はいはい」
「みか、みな行くよ」
「はーい」
次の日、翔の家から学校に通う。
裕樹は道に迷いそうだから裕司に任せる。
あたしはいつも通り双子を送る。
「俺も行く」
「いいよ。遠回りになっちゃうし。翔は先に学校行ってて」
「てか、みんな車で送らせる。途中で会ったら困るだろ?」
それは言えてるかもしれない。
あたしは大丈夫だけど、裕司と裕樹の方にあの人が行っていたら。
普通に考えても、あたしがどっちもを順番に送るってのも無理がある。
でも……。
「いらん心配すんな」
あたしの葛藤が分かったのか、頭をコツンとされる。