続・俺様専属メイド!?
俺しかありえないだろ。
「コンタクト取れました。明日の14時に現地です」
「了解。あとこれコピーしといて」
「はい」
資料を渡されて、それをコピー機まで持って行く。
コピーをしながら、一息つく。
はぁ、忙しい。
まだこの忙しさにはなれないな。
コピーできた資料を持って、再び戻って手渡す。
「これコピーです。それと今、経営について相談したいという電話が来ていますが」
「折り返し電話するから、もう少し待ってと伝えて」
「分かりました」
「あと、もう一個」
まだ何か?
そう思い部屋から出て行こうとした足を止め、振り返ろうとする。
けど、それより早く手首を掴まれ後ろに引っ張られ耳元に口を寄せる。
「今日は家に帰るから」
あたしが顔を上げると、ニッと嬉しそうに笑う顔が視界に広がる。