つきのこども
smiledays
「朝陽。あんたまた出かけてたんだってね。
学校も行かずにほっつき歩いて…
お母さん恥ずかしいよ。」








「あたしも自分の娘恥ずかしいなんて
言ってる母親はいやだ。」





「朝陽ッ!!!!!」










なるべく早歩きで部屋に戻る。
部屋に戻るとき一つ下の弟の
冷たい視線がささった。








もう痛みというものがなにかわからない。
音をなるべくたてないように
ドアをしめる。








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