【完】魅惑な藍の海の恋心色。
「季緒……。」
まるで、見せつけられているようだった。
東先生に、
アタシたち2人はラブラブなのよ
アンタなんかが入る隙は無いんだから
そう、言われてるようだった。
踵を返した。
色んな意味で、見ていられなかった。
だって2人は……母と子、なんだよ……?
「2人を……っ、止めなきゃ……。」
口ではそう言うけれど、公園から遠ざかる足はそのまま動き続ける。
もう1度2人を目にすることを、拒んでいた。
「ごめんなっさいっ……ごめんなさい……っ!!」
誰に言うわけでもなく、ひたすら走り続ける。
いっそこのまま……誰もいないところまで行けたらいいのに……。