月だけが見ていた
彼が、一段高いところから私を振り返る。
「これ以上お付き合いも…できません」
そう言って離した手は
主任によって、すぐに握り直された。
「………何で?」
「これ以上お付き合いも…できません」
そう言って離した手は
主任によって、すぐに握り直された。
「………何で?」