魔術師の俺と超能力者の妹
タイトル未編集
 俺神田四角は鏡の前の自分を見つめていた。別に自分にみとれているのではない。そんなことはテレビに出てくるような有名人でもしないだろう。ただ単に寝ぐせを直しているだけだ。
(これでいいな。)
俺は思った。時計を見るとまだ六時二十分。学校の集合時刻は八時半だからまだあと二時間以上ある計算だ。せっかくだからと思い、俺は生まれて初めて"ワックス"というものをつけてみることにした。
(い、意外と難しいもんだな…)
つけたはいいものの、髪の毛があちこちに飛び跳ねこれまた憎いことになっていた。これでは先程の寝ぐせのままの方がまだマシだ。
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