キミがスキ。
太輔は覚えてくれてるかな?って思ってた時

「おい、朱里どうしたんだよ」

『え?どうしたって何が?』

「ぼーっとしてるぞ」

『ご、ごめん!』

「急ぐぞ」

『うん!』

ーーーーー入学式終了ーーーーー

各クラスの教室に行って授業が始まるのを待つ
にしても眠たかったな〜。
てか、寝てたかも…

「おい、寝てただろ?」

あ、ちなみに太輔とは同じクラスでした‼︎
それとやっぱり、小さい時から一緒にいるからわかったのかな?

『ばれた?』

「バレバレ」

『流石太輔〜(笑)』

楽しそうに話していると
同じクラスの一宮君【 一宮 渉 ( いちのみや わたる) 】
が話しかけてきた

「楽しそうに話してるね〜 おれもまぜて!」

そういうと他の女子が
「私と話そうよ〜♡」「渉は私のよ♡」「わ〜た〜る〜♡」
や、やじうまたち…
そういえば、渉くんモテるんだよね
ちなみに太輔も!
でも、彼女作ったことないんだよね
そこもいいとこ
多分、私がいるから他の女子は話しかけてこないのだろう
たぶんね!

『わわ〜‼︎話そ〜‼︎ 初めて話すね‼︎ は!じ!め!て!』

「朱里ちゃんって結構テンション高いんだね」

ハハハと笑いながら言う渉くんの笑顔はモテる意味が一つわかった気がした。
あんな優しい声で笑顔を向けられると女の人たちはメロメロであろう。

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