君詩
その次の日バンソウコウを貼って学校に行った。


階段を上がっていると上から水本がきた。


『あ、指大丈夫?』


「ぅん、ありがとね!」



覚えててくれたんだ。

すごい嬉しかった
けど、その時あたしには好きな人がいた。


教室についてすぐ窓をあける。


(ぃた…。)


グラウンドでサッカーをしてる人たちの中で輝いて見える

市川 陽

(カッコイイなあ…)

市川は5年生からの一目惚れで今は隣のクラス。


『有希-!おはょ』

「あ、莉奈!おはょ-」


『また見てんの?陽のこと』


「ぅん!かっこいいょ??」


『分かんないなぁ』



陽は運動神経バツグンで頭もいい。
かっこいいからモテる。

一目惚れと言っても顔で決まったわけじゃない。
優しくしてくれたときに惚れたんだ。
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