男装女子と俺様会長!

「はーい。」


誰だろう


急いでドアに出ると、そこには川原先生が立っていた


「突然ごめんなさいね。どう?この学校は気に入ってくれた?」


「は、はい。でも、まだ分からないことばかりです。雑用係にもなってしまいましたし。」


私のその言葉に川原先生は苦笑いをする


「あぁ〜、生徒会ね。でも、凄いことよ?入学早々入れるなんて。」


「そうですかね…。」


皆凄いって言ってくれるけど、まだ転入してきたばかりだしな…


それに私は女だから目立たないように生活したいんだけどな…


そんな私の気持ちを読み取ってか川原先生は私の肩を軽くポンっと叩いた


「ま、何とかなるわよ!何かあったらいつでも相談に乗るわよ!
……おなじ女同士なんだから!」


最後の一言を小声で言うと川原先生はウインクをして去っていった


……破壊力抜群!!


意外と難しいウインクをサラッとしてしまうなんて!


私がしたらギギギッて効果音が入ってしまう


流石美人は違うな〜!


…でも、今ので少し元気が出たっていうか頑張れそうな気がしてきた!


よし!明日も頑張ろう!







< 42 / 72 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop