東堂くんは喋らない。




って、そんなこと考えてる間に、東堂くんもう歩き始めているし。



「待ってよー!」












【合流すんの厳しそーだし、また今度学校でなー!今日はチョー峰岸との距離が縮まった気がする♪またこんどじーっくり報告してやるから待ってな! 山本】




【地獄のような1日だった。なんで私が山本と二人っきりで花火なんか見ないといけないわけ。この落とし前、後でつけてもらうから覚悟しといてよね!
柑奈】






…おおう…




偶然にも立て続けに2人から送られてきたラインに、私はゴクリと唾を飲み込む。
そして、人生の厳しさを痛感する。




山本…たぶん、お前が思ってるより人生も恋愛も甘くないんだよ…。





「おい」



と、急にスマホが奪われた。





「え、東堂くん?」



「スマホ禁止な」



「ええっ」





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