東堂くんは喋らない。
…なんでもいいけど静かにして欲しい。
ここは仮にも図書室…周りの目が痛い。
まさか俺がそういう目を向ける側ではなく、向けられる側になるとは…。
「静かにしろ!」
俺はなんだかイライラしてきて、仕方なく山本を追い返すことを諦め席に着いた。
「やっと観念したか東堂♪」なんてのたまっている山本をぶっ飛ばしたい。
でももっとぶっ飛ばしたいのは、勝手に松原と2人っきりだと思い込んでた、つい数分前までの俺。