君に捧げる花束を
あの日以来、函南君とは話していなかった。
清花は委員会で忙しかったし、函南君も、部活引退に向けてかわからないけれど、昼休みもほとんど教室にいなかった。
久しぶりに、函南君の涼やかな瞳に見つめられて、自然と鼓動が速まってゆく。
「よかったらさ!一緒に帰らない?」
「………部活の集まりがあるから。」
部長と副部長の、と小さく付け加える函南君。
いつもの、問いかけと、応え。
だけど最初ほど、清花は悲しくはならない。
もちろん、残念ではあるけど。
これが最後じゃないしって自分に言い聞かせて、ポジティブな方に考えるようになった。
だから毎回、ダメ元で誘ってみているわけなのだ。
「そっかぁ…。引き止めてごめんね!じゃあまた…」
「集まりの後なら。」