背番号1
だからなんだよ…。
俺はアイスコーヒーを飲みながら聞いていた。
「俺のバイトしてる店の店長のチームの選手二人が仕事で出れなくてよ…。メンバー足りないらしくてさ。」
なるほど、つまり頭数揃えるためだけの助っ人らしい。
「俺、野球やったことないんだけど?」
嘘をついたつもりだが…。
「は?そんな強い肩持っていて嘘つくなよ~。」
…。なんで俺の肩の強さ知ってんだ?
「この前の体育のサッカー、キーパーやってたけどあのロングパス凄かったもんなぁ。」