君とカフェで会えたら

笑顔で話しながら2人は駅の方向へ歩いていた。もうすぐ駅に着く・・そんな時だった村西さんが少しガッカリした顔をして言った

「あ~あ湊君が私と同い年だったらまだチャンスあったのになぁ~」

「チャンス?」と先輩。

するとまた村西さんが言った「いいなぁこんなカッコイイ子が彼氏になってくれたら毎日幸せだろうなぁ~ねぇねぇ!湊君は年上が好き?それとも年下が好き?」

すると先輩はこう答えた「俺は年上とか年下とか気にした事ありません、好きになった人がタイプになるって感じです・・」

すると村西さんは「そうなんだぁ・・何かTVとかでイケメン俳優が言いそう!」と言いながら笑った。

「はぁ・・良く言われます」

村西さんはわざと茶化して今度はこんな大胆な事を口にした。

「いやぁ~でも湊君みたいなイケメンにはもうすでに素敵な彼女がいるんでしょ?もし居なかったら私!彼女に立候補しちゃうんだけどなー」

(す・・・凄い、いくら心の中で思っていたとしても私には絶対言えない言葉だ・・そんな大胆な好きです宣言がサラッと出来ちゃう村西さんが少し羨ましく感じた)

すると先輩は笑いながら答えたその言葉に私も、村西さんも一瞬体が固まった。

先輩は頭をかきながらこう言った

「あーはい、やっぱ分かっちゃいますか?」

 (・・・・え?)

「・・俺、実は彼女いるんです」
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