好きって気づいた



妙「そういえば神楽ちゃん今日の放課後
教室掃除するんでしょ?
だったら私も手伝いましょうか?」



そういえばそんな事あったアルな


神「ありがとうネ‼
でも大丈夫ヨ‼
姉御は先に帰るネ‼」


そう?と姉御は言葉を返すなか
九ちゃんも私を心配してくれている



きっとサドと二人で掃除だから
ケンカになって物を壊さないか
心配なのだろう



九ちゃんは僕もと言いかけたが
しばらく黙り混み突然
思い出したのか口を開いた


九「神楽ちゃんすまない。
手伝ってあげたいが僕は
近々剣道の試合があるから
部活に行かなくちゃいけないんだ」



そういえば毎年春に行われる大会に
今年も出ると前に九ちゃんが
言っていた事を思い出した


神「そうアルよ‼
九ちゃんは今大切な時期アル
だから部活頑張ってネ!」



私は大丈夫とアピールして
笑顔を向けると二人は安心したのか
ホッと息をはいた



二人が心配するのも無理もない




あれは高校1年生の春



男女合同で体育館を使った時、
サドとの勝負で卓球をしていたら
私の打ち返した球が体育顧問の
松平先生に当たり銀ちゃんが
とばっちりを受けたのだ。


その時銀ちゃんに叱られ今日みたいに
教室掃除をさせられるも
サドがいきなりとばっちりだのバカ力だの
人のせいにばっかしてくるから
またケンカとなり気がついたら
二人で教室を半壊させてしまったのだ


私とサドは銀ちゃんに怒られ
銀ちゃんは校長先生に怒られ
散々な1日だったのだ


もちろんその教室はしばらく使えないため
半年ぐらい別の教室で授業を受けたのだ


銀ちゃんはその事わすれちゃったのかな?


まぁ次は皆に迷惑かけないように
しっかり掃除をするアル!!



そう心に固く決意をしたのだ









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