2・5次元の彼女
『そうだなあ』
もちろん、景斗とユウの仲の良さはHARUも知っている。それだけにHARUは難しく唸った。
『こういうときにネットだと不便だよなあ。
直接会って謝れれば早いんだろうが』
直接会って謝る――
景斗の脳裏に、ある考えが浮かんだ。
できなくもない。
だが、躊躇いもある。
ネット上の関係を超えて、ここまで踏み込んでもよいものだろうか。
だが、大切な『ユウ』という存在を失う訳にはいかなかった。
いつも励まし、背中を押してくれた彼――正しくは彼女だったが。
そんな人を失うのは、耐えられない。
景斗は意を決してぎゅっと目を瞑る。
ユウさんを失うくらいなら、なんだってやってやる。
「ありがとうHARUさん。
僕なりに頑張ってみる」
割り切った景斗は少しだけ落ち着きを取り戻した。
取り乱した自分に付き合ってくれた優しいHARUへ、お礼を告げる。
『……ああ。
何もできなくて悪いな』
歯切れの悪い言葉を残して、電話が切れた。
もちろん、景斗とユウの仲の良さはHARUも知っている。それだけにHARUは難しく唸った。
『こういうときにネットだと不便だよなあ。
直接会って謝れれば早いんだろうが』
直接会って謝る――
景斗の脳裏に、ある考えが浮かんだ。
できなくもない。
だが、躊躇いもある。
ネット上の関係を超えて、ここまで踏み込んでもよいものだろうか。
だが、大切な『ユウ』という存在を失う訳にはいかなかった。
いつも励まし、背中を押してくれた彼――正しくは彼女だったが。
そんな人を失うのは、耐えられない。
景斗は意を決してぎゅっと目を瞑る。
ユウさんを失うくらいなら、なんだってやってやる。
「ありがとうHARUさん。
僕なりに頑張ってみる」
割り切った景斗は少しだけ落ち着きを取り戻した。
取り乱した自分に付き合ってくれた優しいHARUへ、お礼を告げる。
『……ああ。
何もできなくて悪いな』
歯切れの悪い言葉を残して、電話が切れた。