2・5次元の彼女
「私、この写真好きだな」
一枚の写真を私は指差す。
手前に写るのは、風に揺れる美しい白い花。
背後には緑の草原と、真っ青な青い空が果てしなく広がっている。
単に花が綺麗なだけの写真ではない。
雄大な自然と荘厳な情景、その中に一輪残された小さな花の儚さ、清閑さが伝わってくる。
普通の人では、これほどまでに感覚へ訴えかけてくる写真は撮れないと思う。
HARUは私の手元のアルバムを覗き込んだ。
「これは、スイスに行ったときに撮った写真かな」
「すごく綺麗な花だね」
「なんて花だったかな。忘れちゃったけど」
「景色も、素敵」
「やっぱり海外まで行かないと、こんな風景は撮れないよな」
そんな私たちの会話をイリーナが遮った。
「あ、ねえねえ、これ誰?」
イリーナは酒を片手に、別のアルバムの写真を指差す。
そこに写っていたのは、ひとりの女性。
とてもスタイルが良く、美人な……
「おっと!」
慌ててHARUがアルバムを取り上げた。
動揺するHARUを見て、イリーナが目を輝かせる。
「何で何で? 見せてよ!」
「これはだめだ」
「今の、HARUさんの彼女!? すげー美人じゃん!」
「昔の、な」
一枚の写真を私は指差す。
手前に写るのは、風に揺れる美しい白い花。
背後には緑の草原と、真っ青な青い空が果てしなく広がっている。
単に花が綺麗なだけの写真ではない。
雄大な自然と荘厳な情景、その中に一輪残された小さな花の儚さ、清閑さが伝わってくる。
普通の人では、これほどまでに感覚へ訴えかけてくる写真は撮れないと思う。
HARUは私の手元のアルバムを覗き込んだ。
「これは、スイスに行ったときに撮った写真かな」
「すごく綺麗な花だね」
「なんて花だったかな。忘れちゃったけど」
「景色も、素敵」
「やっぱり海外まで行かないと、こんな風景は撮れないよな」
そんな私たちの会話をイリーナが遮った。
「あ、ねえねえ、これ誰?」
イリーナは酒を片手に、別のアルバムの写真を指差す。
そこに写っていたのは、ひとりの女性。
とてもスタイルが良く、美人な……
「おっと!」
慌ててHARUがアルバムを取り上げた。
動揺するHARUを見て、イリーナが目を輝かせる。
「何で何で? 見せてよ!」
「これはだめだ」
「今の、HARUさんの彼女!? すげー美人じゃん!」
「昔の、な」