2・5次元の彼女
谷口くんまでもが、みんなの意見に賛同した。
「そうですよ、小高さん。
ちゃんと付き合ってもないのに、絶対寝たりしちゃだめですよ?
また昔の二の舞になりますからね」

他の同僚が頷く。
「ああー、それ、典型的に遊ばれるパターンだよね」

突然周りが全員敵に回ってしまい、私はたじろいだ。

「この人は、そういうことするようなタイプじゃないから……」
「何言ってんですか! 小高さん、前回もそんなようなこと言ってましたよ?
その結果、散々なことになったじゃないですか!
だから悪い男に引っかかっちゃうんですって」
「そ、そうだったっけ?」

確かに、私は前回の彼のことも全力で信じきっていた。
その結果、ひどい裏切られ方をしたことは、今でもはっきりと覚えている。

そう言われると不安になってきた。

でも、HARUは今までの人とは違って、特別だし。

そんなことないよね? HARU……?
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