【続】キミとひとつになれたら
少しして降りてきた上条くんは白い布を抱えていた。
「それ……」
「ベットのシーツ。必要だと思って……」
上条くんは悲しそうな顔をした後。
無残な姿で横たわる凛花ちゃんに歩み寄り、シーツを被せた。
「変わり果てたクラスメイトなんて、見てるの辛いもんね……」
「……」
「さ、翔。俺らは2階に行こうか」
「……嫌。俺もここに」
「翔くん、ダメ。上条くんと一緒に2階にいて。私は本当に大丈夫だから」
翔くんはあからさまに嫌そうな顔をして、上条くんに手を引っ張られて2階へ。