【続】キミとひとつになれたら




翔くんは私を真っ直ぐ見た。

その目は、冷たい。



「それって、あいつの受け売り?」


「あいつって……」


「上条悠希」


「受け売り、なのかな……」



チッ、と。
小さな舌打ちが聞こえた。



「小春さ、あいつの言う事なんか無視でいいよ?あいつ、結構酷い事平気で言うような奴だからさ」


「それは違うよ!」


確かに悠希くんはズバズバ言い過ぎな所もあるけど……。



「悠希くんは私にアドバイスしてくれてるだけ。言ってる事は間違ってないと思うし……」



< 249 / 277 >

この作品をシェア

pagetop