【続】キミとひとつになれたら
悲劇は、放課後に訪れた。
「小春、帰ろう」
「うん」
昨日の事は、翔くんに話した。
そしたらすっごい心配してくれて。
これからは絶対に一緒に帰る!!と言ってくれた……。
「あれ……」
下駄箱に行くと、私の靴箱の中にピンク色の包装紙に包まれたやや大きめの丸い物が乱暴に入れられていた。
「何……これ」
「誰かからの、送り物か……?」
「っ……」
嫌な予感を抱きながらも、恐る恐る丸い包みを手にした。
それを地面に置いて、ゆっくり包みを開いた。