藤くんが今日も冷たい件について(仮)【完】
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「藤く〜ん」
私は真実を問い詰めるべくして近づいた。
「あっ美波ちゃん!」
そうだ。佐伯さんも一緒にいたことをすっかり忘れていた。
「はろー、佐伯さん…」
「何?用事?」
藤くんが相変わらずの冷たさで聞いてくる。
「みどり〜!」
タイミングよく佐伯さんと仲良しの田坂さんが呼んでいる。
「なにー?じゃあ拓也、私行くね〜」
「あ、みどり、じゃあ今日6時な」