闇に染まった真実。
「栞って泳げんの?」
ふと、朔夜に聞かれた。実は私、海好きだけどあんま泳げないんだよね。
「一応泳げるけど、あんまり…」
そう言うと朔夜は小さく笑って、一回砂浜の方へ戻っていった。
どうしたんだろ?
そう思いながら待っていると朔夜は浮き輪をもって戻ってきた。わざわざ取りいってくれたんだ。
ありがと!と笑って受け取り、浮き輪に乗る。ぷかぷか揺れて気持ちいい。
「フッ、子供みてぇ」
「っな!高校生でもプールとか普通に浮き輪乗ってるじゃん!」
そんな子供みたいって…少し恥ずかしいな。