闇に染まった真実。
それから少しずつ思い出せるようになって、‘‘俺が思う全て’’がそろったのは2年後。
この2年の間が1番辛くて。思い出しては、消えての繰り返し。
中途半端って意外とストレスが溜まるんだ。
あの男の恐怖を改めて思い出して。
それに。
お母さんにも、敬語でよそよそしくなってたから。
それが2年も続いたといえば、簡単に戻せるものではなかった。
お母さんも妹も、俺に気ばっか使って。
あの日から、俺たちが家族になることはなかったんだ。
それも全部俺のせい。
最初から、選択を間違ったんだ。
お母さんを止めなかった。すぐに家を出なかった。
…俺も、気が狂ってたんだ。
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