闇に染まった真実。




朔夜の言葉に必死に頭を動かす。こんな簡単にみんなを危険に晒せない。



「それならっ、麻里奈の真実だけわかってもらえれば…」


「いい加減にしろよ!…本当にそれ言ってんのか。栞は少し舐めてる。もっと警戒しろ!これ片付けなきゃ、前に進めねぇだろ!」




テーブルをドンッと叩いて言う朔夜はみたことないくらい怖くて。




「ちょっと…!朔夜言い過ぎだろっ。」



舐めてる、ってなによ。


「私だって簡単に考えて言っているわけじゃない!こんな私1人の為に皆で危ない目に遭うのは違うって言ってるの!」




「そのための仲間だろうが!なんでいつも1人で考えるんだよ!…じゃあなんで王龍に入ったんだよ。信用してねぇのかよっ…」


「おい!もう止めろよ!」




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