翻弄カレの攻略法。~甘い罠にはご注意ください~
それから他愛のない会話をした。
お互いの会社のインパクトのある人についてだとか。
でも、私は結城さんについては触れなかった。イケメンで、なんて話をしたらカレも気を悪くするだろうし、なぜだか言う気にはなれなかった。
「じゃ、お互い明日も早いし。おやすみ」
「おやすみなさい」
亮くんの声を聞いてほっとした。
そのままベッドに転がり込むと、部屋中を真っ暗にした。
さぁ、明日から頑張らなきゃ。