印堂 丈一郎の不可解な生活
そう思ったのも束の間。

「!!!!!」

突然事情は変わった。

もう丈一郎を寝させてあげる訳にはいかない。

「起きて!起きて丈一郎!」

乱暴なほどに彼を揺さぶり起こして、すぐにソファから床へと引き摺り落とす!

「な!なっ?」

覚醒し切らないまま驚きの声を上げる丈一郎に。

「伏せてッッ!」

私は彼の頭を押さえつけて床にうつ伏せになる。

直後!

「!!!!!!!!!!」

骨董品屋の壁を、扉を、窓ガラスを、まるで紙のように貫いて飛び込んでくる無数の銃弾!

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