クリスマスプレゼントは靴下に
「中井さん、彼氏さんがいらっしゃるんですってね!」

「……え?」



……前島だ。
前島が、彼女達に話したんだろう。
まったく、おしゃべりな男だ。



「中井さんって、いつもバリバリ働いてらっしゃるから、彼氏さんともあんまり会えないんじゃないですか?」

「う、うん、まぁね。」

「でも、イヴは会われるんでしょう?
今度のイヴはお休みですもんね!」



二人は相変わらずおかしな具合ににやにやしてる。
きっと、私が話したことを信じてないんだ。
嘘だと思ってるから、わざとこんなことを言ってくるんだ。



「私は休みだけど、彼は仕事だから、きっと無理だわ。」

「えぇーっ!聖夜に彼女さんを一人でほっとくなんて、そんなの酷~い~!」

坂本さんが大げさに首を振る。



「私達、別にクリスチャンじゃないから、クリスマスはそんなに重要な日ってわけじゃないもの。」

「また、そんなことを~…
クリスマスは、宗教に関係なく、大切な人と一緒に過ごす日じゃないですか!」

「そうよねぇ~」

坂本さんと田中さんはそう言って、顔を見合わせて頷き合う。
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