女神の微笑み
ユミは思った。

(昔、誰かが言っていたな。人間、誰にだってファンがいるって)

この場合、ちょっと違う気もするが…

とにかく、ユミだけは本当に楽しそうに笑いながら、今を生きていた。

さくらや、アヤとは対照的である。

復讐のために生きる者、自分を棄て、時間と闘いながら、母を想い生きる者。

ただ一つ同じことは、こうした対照的な三人も、同じ時間を生きているということだ。

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